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よりによって、こんな時期に…。東京FW平山相太(21)がアクシデントに見舞われ、貴重な出場機会を失った。今日23日のナビスコ杯予選リーグ横浜FC戦(三ツ沢)で先発出場する予定だったが、前日21日に突然、左耳の不調に襲われこの日の最終調整を回避。実戦不足に苦しむ北京五輪世代のエースは、医師から絶対安静を命じられベンチ外となり、チャンスを逃してしまった。ナビスコ杯は今日の予選リーグ最終戦で準々決勝進出6チームが決まる。
 やりきれない思いを通り越して、もう苦笑いするしかなかった。先発確実な試合の前日に、プレーには直接関係ない部位の突発的な異変で離脱。練習開始とともにジャージーから私服に着替えた平山は「昨日(20日)の朝から変だなあと思っていたけど、耳鳴りが止まらない。耳の中にお化けがいるような感じですね」と寂しげな笑みを浮かべ、首をかしげながらクラブハウスを後にした。
 舞台は整っていた。U-22(22歳以下)日本代表の北京五輪2次予選ではエースとして活躍するも、クラブでは調整不足のため控え暮らし。4月以降のJ1公式戦出場2試合と実戦不足に苦しむ中、5年ぶりのナビスコ杯決勝トーナメント進出がかかる大一番に、先発出場のチャンスが回ってくるはず…だった。
 だが、22日午前に都内の病院で診察を受けると、医師からは「しばらく運動はしない方がいい」と非情な通告。急きょFW赤嶺を1トップに置く布陣をテストした原監督も「人の話を聞かないクセがついて、聞こえづらくなったのかな。まあ、それは冗談としても明日は使えませんね」と起用プランを変更せざるを得なかった。
 平山は原因不明の耳鳴りに加え、初夏になってから鼻もムズムズしだした。「21歳になって、初めて花粉症になった。僕はデリケートなんです。ガラスの心も持ってますし」。踏んだり蹴ったりの状況に、ため息交じりのジョークで笑い飛ばすしかなかった。今日23日の精密検査次第では、安静期間が延びる可能性もある。北京の星が、闘志を胸にため込み、発散の時を待つ。

【日刊スポーツより】


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